フクロウの飼育方法は大きく4つあります。
- 係留飼育
- 半放し飼い
- 放し飼い
- ケージ飼育
どの飼育方法を選ぶかはお迎えした店舗、つまりアドバイザーによって変わります。
プロ同士でも意見が分かれるところではあるので一概に「この飼育方法が絶対に良い!」とはいい切れずに難しいところ。
私は「係留飼育」を選択しています。係留飼育(けいりゅうしいく)
はフクロウの脚にアンクレット・ジェス・リーシュを装着し繋いで飼育することです。
係留飼育を選択した理由を5つ紹介します。
・リーシュを着けて、繋いで飼育すること。
係留飼育を選択した5つの理由
羽根が傷付かない
フクロウがあまり動かない動物だとしてもたまには動きますし、羽根を伸ばすこともあります。ケージ飼育だとフクロウの羽根が当たってしまうのでケージ飼育は避けました。
フクロウが自由に床を歩けるようにしていればおそらく尾羽も擦れることでしょう。
係留しているパーチの周りに十分な空間があれば羽根は擦れたり傷付いたりしません。
事故のリスクが少ない
部屋でフリーにしていると、少なからず誤飲や家具への衝突などの事故リスクが増加してしまいます。適切な長さのリーシュで係留していれば事故のリスクはほぼありません。
自由にしているフクロウが飼い主が見ていないとこで誤飲していても後の祭り。誤飲で死んでしまうフクロウも多いです。
ロスト(迷子)の心配がない
自宅からのフクロウのロスト(迷子)のほとんどは係留していない時に起こると考えます。普段から係留飼育しているフクロウの係留道具がたまたま壊れて逃げ出したという事例はあまりないのでしょうか。
ストレスが少ない
フクロウの飼育で「係留飼育」を選択していなかったとしても係留しなければいけない場面は必ずあります。
もし普段の生活で自由に慣れているのであれば、たまに繋がれるのはかえってストレスになると考えます。
自由にした方がストレスがないのか
係留にした方がストレスがないのか
実際のところフクロウにしか分かりませんが、他の理由も考慮して係留飼育を選択しました。
掃除が楽
これはおまけみたいなものですが、やはり掃除はフクロウを自由にしている場合やケージを使用している場合よりもはるかに楽だと思います。
特に湿気もたまらないので衛生的ですし、糞は真下に落ちるのでパーチの下を掃除するだけ。細かい羽根は係留していても部屋中飛んでいるので掃除機は必須ですけどね。
まとめ:係留飼育の5つのメリット
- 羽根が傷付かない
- 事故のリスクが少ない
- ロスト(迷子)の心配がない
- ストレスが少ない
- 掃除が楽
以上の理由で係留飼育を選択しました。
ペットとして飼育されているフクロウの死因は、人為的なミスにである誤飲・衝突・ロスト(迷子)が多く飼育者側で防げたはずです。
自由にしている方からすると係留飼育は可哀想と思うかもしれませんが、人為的なミスによる事故で死んでしまうのもまた可哀想な出来事なのです。