ペットの健康の指標のひとつが「糞」の状態です。通常の糞とは異なったら体調不良かも?
でもちょっと待ってください。
フクロウに関しては2種類の糞が存在します。どちらも健康な糞ですが、初めて見たら「もしかして体調不良かも!」とビックリするかもしれませんね。
今回は「通常の糞」と「盲腸糞」の画像付きでフクロウの糞について紹介していきます。
閲覧注意タグ付きの記事です。実際の糞の画像がありますのでご注意ください。
フクロウの糞の種類
通常の糞(尿酸+糞)
黒い個体状の部分が糞です。白い部分はおしっこにあたる尿酸であり、糞と同時に排泄します。通常の糞はニオイはきつくありません。
尿酸はフクロウが出した瞬間は透明な液体で、時間が経過すると白く固まります。フクロウが排泄する瞬間は液体なので高い位置から落とすと跳ねてしまい掃除が大変になります。
大きい水たまりのような部分が尿酸で、周りの水滴は水浴びしていたときの水滴です。
盲腸糞(盲腸便)
盲腸糞はタール状のドロッとした茶色い糞です。1日に1回程度、排泄します。
ウサギは盲腸糞を食糞として食べますがフクロウは食べません。
ニオイがとてもきついので、盲腸糞をしたらすぐに片付けることをオススメします。
緑色の糞
胃の中に食べ物が入っていないと緑色の糞をします。フライト訓練などで意図的に食事を抜いて体重を落としている場合は正常です。
フクロウのトイレの糞のしつけは出来ない
フクロウは犬や猫のようにトイレを覚えません。フクロウが止まっているほぼ真下に落とすので新聞などを敷いて掃除をします。
トイレの場所を覚えないので、フクロウを肩乗せ・頭乗せをする場合は直撃は避けられません。
肩乗せ・頭乗せは推奨しません。
フクロウは飛ぶ前に排泄して身体を軽くする
基本的には不定期で排泄しますが、排泄しやすいタイミングもあります。排泄しやすいタイミングは「飛ぶ直前」です。
飛ぶ直前に排泄し身体をできるだけ軽くします。飛ぶには身体は軽い方が良いですから、少しでも体重を落とすわけですね。飛ぶ直前の排泄量は少ないことも多いです。
まとめ:フクロウの糞
通常の糞 | 細長い黒い固形物。白い部分はおしっこにあたる尿酸。飛ぶ直前によく排泄する。 |
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盲腸糞 | タール状のドロッとした糞。かなりクサい。1日に1回程度排泄する。 |
盲腸糞は通常の糞と見た目が異なるため、初めて見たら下痢と勘違いするかもしれませんね。盲腸糞を1日に1度排泄するのは正常なので問題ありません。
もし排泄物がいつもと違うようであれば体調不良の可能性もありますので、動物病院での診察を視野にいれてくださいね。