フクロウ飼育で必須アイテムのひとつは「リーシュ」と呼ばれる係留紐です。放し飼いしているオーナーさん以外は基本的に必須アイテム。
フクロウがどこか飛んでいかないようにリーシュ(係留紐)でパーチに結びます。
我が家ではフクロウを係留するためのリーシュは手作りをしています。自作するとリーシュ1本100円くらいと本当に安いんですよー!
今回は小型フクロウのアフリカオオコノハズクで使用するリーシュの作成方法をご紹介します。
Contents
準備するもの
- 登山用ロープ(直径2~3mm)を約1m
- 登山用ロープ(直径2~3mm)を20~25cm
- より戻し金具(釣具)
- ライター(ターボだと◎)
準備するものはたったのこれだけ!
注意点は、係留紐になるロープは登山用のものを使用するというところだけ!好日山荘やモンベルなどの登山専門ショップでメートル売りをしています。
アフリカオオコノハズクは小型種なので直径は3mmもあれば十分です。
登山用のロープを使用
普通の紐だとほどけやすいので要注意!リーシュはフクロウにとっての命綱です。
リーシュの作り方
リーシュはジェスに取りつけるチチワ部分と係留するリード部分から出来ています。中間に釣具である「より戻し金具」を使用します。
1.輪を作る
長い方のロープ先端を約10くらいで折り返します。
次に2重になっている部分で堅結びをします。
そうするとロープの先に輪が出来ます。(リード部分)
短い方のロープも2つ折りにして堅結びで輪を作ります。(チチワ部分)
2.結び目をライターで炙る
結び目が緩くならないようにライターで炙って地面に押し付けます。すると結び目が溶けて潰れるのでほどけないようになります。
ターボライターが一番やりやすいです。
ロープの切りっぱなしも良くないので、ロープ先端が炙られてない場合は炙っておきます。
炙り過ぎるとロープが切れてしまうので注意!
ロープの先端
購入時に先端を炙ってくれる場合がほとんどですが、もし切りっぱなしのままだった場合は火で軽く炙ります。
3.より戻し金具をつける
今回はフクロウのリーシュに釣り具である「より戻し金具」を使用します。
まず長い方のロープの輪を金具の輪に通します。次に通したロープの輪に金具を通し、ロープの先端を引っ張ると取り付けが出来ます。言葉だと少し分かりにくいので動画にしました。
長い方のロープ(リード部分)を金具へ取り付けました。
短い方のロープで作った輪(チチワ部分)を反対に入れて完成です!
あとはジェスへ取り付けるだけです。
今回は1mとやや長めのリーシュを作成しました。リーシュは長ければいいという問題ではないので、鷹匠結びの結び目を増やしたり切ったりするなどして微調整をお願いします。
金具の劣化注意
今回はより戻し金具を使い回しましたが、金具の劣化には注意が必要。釣具なのでかなり丈夫ですが、ごく稀に壊れてしまうこともあるようです。
ジェスにより戻し金具がついている場合
ジェスにより戻し金具がついている場合は、ジェスのより戻し金具にリード部分を取り付ければ大丈夫です。
ジェスにより戻し金具を付ける?
部屋で自由にする場合はより戻し金具をジェスに付けると、フクロウがやや動きにくいかもしれません。一方でジェスにより戻し金具がついていない状態でロストした場合、ジェスが外れて回収がより困難になるかも…。どっちがいいのかな?
まとめ:ジェスの作り方【動画】
小型フクロウ用手作りリーシュの一例を紹介しました。
- 輪を作る
- 結び目を炙る
- 金具を付ける
作り方は簡単なので、慣れれば数分で完成します。
何かと汚れやすいリーシュは消耗品のひとつです。すぐに交換できるように自分でも作れるようにしておくと便利です。予備にあらかじめ作っておくのも良いですね。
自作リーシュは格安で作れるので、ぜひ作ってみてくださいね。
愛鳥:くるるのコメント
補足:リード部分先端は輪にしなくてもOK
今回はリード部分の先端を輪にしましたが、金具の輪を貫通しない程度の結び目を先端に作っておくだけでも大丈夫です。
輪にして取り付けた方がリードの先端が動かないので、そのように作りました。