フクロウは乗り物酔いしやすい動物ということをご存知でしょうか?
メンテナンスに行ったり
少し遠出で遊びに行ったり
フクロウをキャリーバッグに入れての外出は何かとあります。キャリーバッグを揺らさず移動することは不可能なので、フクロウの身体にもやや負担がかかります。
移動の際に注意しておきたいこととは?
キャリー移動は高確率で吐き戻す
キャリーバッグで移動する直前にエサを食べさせている場合は未消化のエサを高確率で吐き戻します。この吐き戻しはペリットではなく、ほぼ生肉の状態の「嘔吐」です。
嘔吐をしてしまうとフクロウの身体に負担がかかってしまいます。メンテナンスに行く場合は移動後に保定されるのでさらに身体に負担がかかり良くありません。
ペリット
フクロウはエサ(マウス・ウズラ・ヒヨコ)の消化しきれない骨や毛を吐き出したもの。生理現象で、1日に1回程度吐き出します。
吐き戻させないために
移動直前は食べさせない
未消化のエサを吐き戻すのは身体に負担がかかるので移動直前はエサを与えないようにします。
キャリーバッグを使用しての移動がある際は
- 1食エサを抜く
- 給餌から最低10時間以上あける
この2点に気をつけます。
エサを抜くのが安全ですが、エサから10時間以上経てばペリットになっているので与えても大丈夫でしょう。我が家のフクロウはメンテナンス前日はエサを抜いています。
消化にも個体差がある
個体によっては消化が遅い子もいるようです。一度でも嘔吐したことがある場合は、給餌~移動までの間隔を見直す必要があります。
ペットホテルを利用する際に申告
フクロウをペットホテルに預ける際も注意が必要です。預けたりお迎えする際もキャリーバッグでの移動になります。
お迎えの時間帯は飼い主が把握しているでしょうから、あらかじめお迎えの直前はエサを与えないようにお店側に伝えていた方が無難です。
キャリーでの移動には注意を!
- 1食エサを抜く
- 給餌から最低10時間以上あける
食べたエサを未消化のまま吐くことはフクロウの身体に負担になります。キャリーバッグでの移動直前の給餌は避けるように気を付けたいですね。ご飯直後に揺れたら、フクロウは気持ち悪くなってしまいます。
未消化のエサを嘔吐させないように、飼い主が注意してあげてくださいね。