ペット市場の中で「フクロウ」のシェアは小さく、飼育していない人からすればかなり謎の生き物。
そんなフクロウはついつい飼ってしまいたくなる可愛さを持っています。しかし、フクロウ飼育には向いている人と向いていない人が確実に存在します。フクロウを飼うための条件を満たしているかは重要です。
フクロウをお迎えしたいと思った時に条件に当てはまっているか考えてみて下さいね。
Contents
フクロウを飼う条件
温度管理ができる
ペットを飼うには温度管理ができることが必須条件です。これはほとんどの動物に当てはまり、フクロウ飼育も例外ではありません。
温度管理が出来ないのであれば、どんな動物も飼うことは難しいでしょう。
マウス・ウズラ・ヒヨコ等のエサが平気
フクロウのエサはマウス・ウズラ・ヒヨコです。一般的に可愛いとされる動物たちを食べます。そのままの見た目で冷凍販売されていることがほとんどですし、飼い主によるエサの下準備も少し必要になってきます。
「エサ」だと割り切って淡々と準備することが出来なければ飼うことは出来ません。家族がいる人であれば、家族もエサに対して抵抗がない方がより良いです。
エサに慣れる場合がほとんどですが、「絶対に無理」と思うのであれば無理なのでしょう。関連記事にマウスのお腹を開いた画像が貼ってあります。
関連記事:【フクロウのエサ】マウス・ヒヨコの下処理方法と捌き方(グロ注意!)
動物病院が近くにある
ペットを飼うにはペットを診察できる病院に行けることが必要です。しかし、フクロウを診察可能な病院はエキゾチックアニマルの中でも数少ないです。
自宅から動物病院へ行くことが可能ですか?
自分の住居はそう簡単には変えることが出来ません。自宅から通える動物病院があるか事前に調べておく必要があります。
預かってくれる場所がある
必須ではありませんが、フクロウを預かってくれる施設を確保できると便利です。ペットがいると行動が制限されるとはよく言いますが、預かってくれる場所があるならば旅行することも可能です。
お迎えした店舗やフクロウカフェで預かってもらうことが多いです。
メンテナンス場所がある
フクロウは毎月1度、爪や嘴を切る「メンテナンス」が必要です。脚に装着するジェスやアンクレットも定期的に交換が必要です。
メンテナンスはフクロウの健康を保つ上で必要なことです。飼い主自身がするよりも、お迎えした店舗やフクロウカフェなどで行う場合が多いです。
嘴の伸びすぎ注意
嘴が伸びすぎるとフクロウがエサを食べにくくなります。食べる量が減った結果、栄養が足りなくなることも。メンテナンスはしっかりと。
トイレのしつけが無理なことを理解できる
フクロウはトイレのしつけが出来ません。
頭乗せしたい!
肩乗せしたい!
でもうんちは絶対に落とされたくない!
とかは無理です。
頭や肩にフクロウを乗せたいならトイレ直撃を諦める、絶対に汚れたくないなら頭や肩には乗せない方が良いです。フクロウは都合の良い動物ではありません。
頭乗せ・肩乗せ
基本的に爪が武器であるフクロウを頭や肩に乗せることは推奨しません。乗せる場合は自己責任で。
イライラしすぎない人
フクロウオーナーあるあるですが、フクロウを飼育していれば「森に返せ!」「エサが気持ち悪い」など理不尽なことを言われることが多々あります。いちいち反応していてはキリがありません。
また、飼育方法が確立されていないペットだけに飼育方法論で意見が分かれやすい動物です。意見が分かれた時にでもイライラせずに話を聞くことができるかは重要です。たとえ飼い主同士の意見が分かれたとしても、みんな目指すところは「フクロウにとっての最善の飼育方法」なのですから。
ペットとの生活はイライラせずに楽しむものですよ、ペットを好きすぎるあまり他人に攻撃的になる人は猛禽類などのマイナーな動物の飼育には向いていません。
フクロウを飼う前に確認すべき飼える条件まとめ
- 温度管理ができる
- エサが平気
- 動物病院がある
- 預かってくれる場所がある
- メンテナンス場所がある
- トイレのしつけが無理なことを理解できる
- 小さなことでイライラしない
当てはまっている項目が多ければフクロウ飼育には比較的向いていますし、当てはまらなければフクロウ飼育ができるかどうかを考え直した方がいいかもしれません。