白い顔に太い黒縁のフェイスラインが特徴的なアフリカオオコノハズク。
アフリカオオコノハズクは2種類に分けられます。
- キタアフリカオオコノハズク
- ミナミアフリカオオコノハズク
英名でも分けられ、厳密に言えば別種です。
- Northern White-faced Owl
- Southern White-faced Owl
生息地がアフリカ北部と南部の個体、どちらの血を引いているかで種類が異なります。
北側に生息するものを「アフリカオオコノハズク」、南側に生息するものを「ミナミアフリカオオコノハズク」と呼びますが、ここでは区別しやすいようにキタとミナミと分けて解説していきますね!
「キタ」と「ミナミ」の違いってなに?
「キタ」と「ミナミ」で血筋が違うと外見にも影響します。よく見ると傾向があることが分かります。
身体の色の濃さ
アフリカオオコノハズクはグレーの身体が特徴ですが、「キタ」と「ミナミ」で身体の濃さに傾向が出ます。
キタアフリカオオコノハズクの身体の色は淡色型と暗色型に分かれ、淡色型は淡い灰茶色をしています。
「キタ」と「ミナミ」を比べるとキタアフリカオオコノハズクは身体の色がかなり薄め、ミナミアフリカオオコノハズクはグレーの色がしっかりと出ます。顔の色もキタは薄めでミナミは濃い傾向で、ミナミの方は目の周りが結構黒いです。
- キタ:全体的に薄め
- ミナミ:全体的に濃い
虹彩の濃さ
アフリカオオコノハズクはオレンジ色の虹彩が綺麗ですよね。虹彩の「オレンジ部分」も色の濃さが若干異なります。
キタアフリカオオコノハズクは深いオレンジ色、ミナミアフリカオオコノハズクは淡いオレンジ色(やや黄色より)の色をしています。
- キタ:深いオレンジ色
- ミナミ:淡いオレンジ色
決定的な違いは鳴き声
野性下ではアフリカ大陸のケニアとウガンダで生息域が重なっており、2種のアフリカオオコノハズクを見分けることは困難です。
決定的な違い「鳴き声」です。
- キタ:ポ・ブロー
- ミナミ:フゥゥゥゥフ・ホー
ペットとして繁殖された個体はあまり鳴かないような気がするけど。。
ショップでの販売形式は?
日本では、「ミナミアフリカオオコノハズク」の方が普及しています。
ショップで購入するとき、「キタ」や「ミナミ」といった明記はされず販売していることが多いです。ショップ側が特に「キタ」と明記していない限りはだいたい「ミナミ」か、ミナミよりの混血です。
純粋な「キタ」はほとんどいないようです。
まとめ:外見に傾向あり!
キタ | ミナミ | |
学名 | Ptilopsis leucotis |
Ptilopsis granti |
英名 | Northern white-faced owl | Southern white-faced owl |
身体 | 薄い | 濃い |
虹彩 | 深い | 淡い |
アフリカオオコノハズクは北と南のどちらの血統を引いているかで外見に傾向が現れます。どちらも可愛いのですが、人によって好みが分かれそうな感じですね。
これからお迎えする人は少し気にして個体を選んでみると良いかもしれません。