近年フクロウカフェではフクロウを肩乗せ・頭乗せをすることをウリにしている場所があります。
そのせいか猛禽類であるフクロウを人間の肩や頭に乗せるのは当たり前だと思ってしまう人が増えているような気がします。
これはマズい…!
私は小型フクロウと一緒に生活をしていますが、肩にも頭にも乗せません。肩乗せはとても可愛いですが、それでも乗せない理由があります。
フクロウを肩や頭に乗せない理由
1.トイレのしつけが出来ない
フクロウはトイレのしつけが出来ません。どこに止まっていようがトイレをしたい時にします。たとえそれが人間の肩や頭の上でも例外ではありません。
つまり汚れます。フクロウ飼い主で日常的に肩乗せ・頭乗せをしている人は必ず一度は愛鳥にトイレをされているはずです。
「トイレのしつけが出来ない」ことを理解せずに肩乗せ・頭乗せはとっても危険です。遊びでフクロウカフェ等に行った時に頭の上でトイレをされては笑えませんよね。
2.頭部は重要器官がある
人間の頭部には身体の重要器官がたくさんあります。一方で猛禽類の爪は鋭く握力も強いです。猛禽類であるフクロウを飼い主が自身の肩や頭に乗せるのは自己責任の範疇でしょう。
しかし日常的に人間の肩や頭に乗ることに慣れている猛禽を誤ってロスト(迷子)してしまった場合、他人の肩や頭に止まってしまうことも考えられます。
万が一フクロウを逃がしてしまった場合は他人を怪我させてしまうリスクも少なからず発生することを忘れない方が良いです。もちろんロストしないことは飼育する上での大前提なんですけどね。
飼い主が猛禽の爪で瞼を切ってしまう事故例もあります。特に大型種は要注意です。
3.見下される可能性
動物と人間には優位関係があります。犬が分かりやすいですが、自分が優位だと思うと言うことを聞きませんよね。
ペットのフクロウと人間にも優位性があると考えます。ペットのフクロウが人間よりも高い位置にいると人間を見下す(みくだす)ようになるという説があります。
人間を下に見るようになるとフクロウの武器である足を出すようになるんだとか。
肩や頭にフクロウを乗せても上手く付き合っている飼い主もいるのであくまで一説と言うことで。
まとめ
- トイレのしつけが出来ない
- 頭部には重要器官がある
- 見下される可能性
基本的に猛禽類は肩や頭に乗せるものではありません。あくまで飼い主の自己責任で乗せるものです。
肩や頭にフクロウを乗せるフクロウカフェもありますが、それが当たり前のこととは思わないようにしたいですね。
良識あるフクロウカフェや猛禽を販売しているショップでは頭乗せ・肩乗せは推奨していないんですよ。