フクロウのお迎えを考えると気になってくるのが「鳴き声」です。ペットの鳴き声による騒音トラブルは避けたいところ。
ペットショップで「あまり鳴かない動物です」と言われることがありますが、飼育者からは「鳴くよ!」と言われることもあります。
果たしてどちらが正しいのでしょうか。
鳴き声のうるささは種類による
フクロウオーナーとして色々な種類のフクロウを見た見解ですが、「鳴き声のうるささは種類によるところが大きい」という結論に至りました。
具体的にどの種類がよく鳴くか…というのは飼育者数人に聞いてまわれば分かると思います。フクロウの種類によっては犬のように「ワンワン」鳴く子もいますからね。
「フクロウは鳴かない」という大きなくくりで一言で表現するのはナンセンス。鳴かないと信じて集合住宅で飼育するとトラブルの原因になりかねません。
個体差でも変わる
同じ種類のフクロウであっても個体差によって鳴く個体と鳴かない個体がいます。
我が家ではアフリカオオコノハズクを飼育していますがめったに鳴きません。
しかし、他の飼育者から「明け方によく鳴く」という話を聞いて驚きました。鳴き声で寝不足になることもあるんだとか。
鳴き声に関しては個体差によるところも大きそうです。
鳴かない≠虐待
たまに「鳴かないのはストレスがかかっているせいだ!」と言われることもあるのですが、私はこの意見には否定的です。
リラックスできるような環境を作っていても鳴かない子は鳴かないし、鳴く子は鳴くからです。
我が家で飼育しているフクロウはめったに鳴きませんが、リラックスをしている時にしか見られない「あひる座り」を毎日のようにしています。
アフリカオオコノハズクの鳴き声事情
私はアフリカオオコノハズクを飼育していて、「鳴き声」で困ったことは一度もありません。基本的に静かですし、滅多に鳴きません。鳴いているところの動画撮影は至難の業です。
愛鳥が鳴くときは
- 威嚇で怒った時
- 擬態で細くなるほど恐い時
- お腹が空いた時
- 顔周りに手を出した時
- 外の音に反応した時
恐がったり空腹の状況にすることもないので基本的に鳴きません。
顔周りに手を近付けるとほとんどのアフリカオオコノハズクは「キュルキュル」と小さい声で鳴きながら手をカミカミしてきます。全く痛くないんですけどね。
テリトリーを主張する「テリトリーコール」も聞いたことはないですし、外からの音に反応してやや鳴くことがあってもうるさいと感じる程ではありません。
まとめ:フクロウの鳴き声
フクロウの鳴き声は
種類と個体差
によることが多いというのが、フクロウオーナーである私の見解です。あまり鳴かないからってストレスによる虐待だとも思えません。むしろ触ろうとしたときの方が警戒して鳴くような気もします。
生体販売店では「フクロウは鳴かない」と言われることがありますが、飼育者からお話を聞いてみるのが一番だと思いますよ。そして、個体差があることも忘れずに。