犬だったら小型犬を飼育している人は多いし、飼いやすいイメージが定着しています。
しかし、フクロウでは事情が異なります。
フクロウは小さいからといって飼いやすいわけではありません。小さいからこそ飼育がより大変になることもあるのです。
小型種の方が飼育が難しい
「小型種」のフクロウは飼育が難しいです。
小型というだけあって身体が小さく、体重管理が中型・大型よりシビアなのです。
体重1kg越えの大型種の5gと
体重200gにも満たない小型種の5g
同じ「5g」でも重みが異なります。
たった5g、されど5g です。
特に指乗りができる「アカスズメフクロウ」のような超小型種は飼育難易度はかなり高めです。少しの体重や体調の変化が命取りになります。
小型種のフライト訓練は不可能
飼い主が呼び寄せるフライト(渡り)の訓練は不可能です。体重を落とさないと訓練出来ないので、小型種には身体の負担が大きいです。
猛禽初心者は中型種が飼いやすい
小型種ほど体重がシビアではなく、大型種ほど重くもない中型種は猛禽初心者には比較的飼いやすい言われています。
ただ、フクロウを1度飼えばどんな種類でも10年以上の付き合いになるので「飼いやすさ」よりも最終的には「自分が好きな種類のフクロウ」を選んだ方が良いのではないかと考えます。
好きな種類のフクロウが比較的飼いやすい種類だったらラッキーでしょう。
小さいフクロウは飼いにくい
フクロウに関しては、身体が小さいから飼育が簡単ではありません。身体が小さい分、体重や体調により気を遣わなくてはいけません。
犬では小型種はとても人気ですが、フクロウを犬と同じように考えてはいけません。
「飼いたい種類が小型種だった」なら良いのですが、「飼いやすそうな小型種にする」というフクロウの選び方は間違っているので絶対にやめましょう。
猛禽オーナーさんを見渡しても「超小型」のフクロウを飼育している人ってほとんどいないんですよ。
愛鳥:くるるのコメント