ペットの性別は飼育する上で気になる項目のひとつ。犬猫に関しては見た目で簡単に判断できる性別ですが、フクロウは少々事情が異なります。
性別の見分け方は?
オスとメスの特徴は?
そんな疑問にお答えします。
Contents
フクロウの性別の見分け方は?
フクロウは動物病院で性別鑑定する
フクロウは基本的に見た目では性別が判断出来ません。生体販売は「性別不明」のまま行われることがほとんどです。
フクロウの性別を知るためには、動物病院で採血を行いDNA鑑定を行います。
自分で採血?!
動物病院から採血用のキットをもらって自分でキットに血液を少量付ける…というものもあるようです。爪切りをする際に少し深爪をして血液を少量採った後に止血剤を付けるようです。この場合は普段メンテナンスしている場所におまかせが安心。
フクロウのオス・メスの特徴
フクロウはメスの方が身体が大きい
フクロウはオスの方が身体が小柄で、メスの方が大きい傾向にあります。
大型種であれば雌雄で体格差が出てくるものの、小型種ではただの個体差の場合も多いです。性別で傾向はあるものの、大きさだけでは断定できません。
メスは無精卵を産むことがある
メスは無精卵を産むことがあります。もし無精卵を産んだら「メス」確定ですが、メスが必ず産むとも限りません。10年目にして初めて無精卵を産んだという事例もあるようです。(種類によって違う?)
雌雄で傾向はあるものの「個体差」によるところもあるので、確実な性別を知るためには動物病院での性別鑑定が必要になります。
フクロウには中性的な名前を付ける
フクロウの性別鑑定しないまま飼育するオーナーも多く、オスでもメスでもどちらでも良いような中性的な名前を付けることが多いです。
例えば「タロウ」といった、いかにも男の子の名前を付けた数年後に実は女の子だった!と判明する事態もあり得ます。(男の子として飼育してたのに無精卵産んだ!など)
人間だったら大問題に発展しそうな事例ですが、ペットでもやや気が引けそうです。もし男の子っぽい名前や女の子っぽい名前を付けたい場合は早期の性別鑑定をおすすめします。名前は一生使うので、慎重に名付けたいところです。
ペットだからと割り切り「性別を気にしないよ」って方は男の子っぽい名前でも女の子っぽい名前でも問題ありません。気分の問題です。
シロフクロウは例外
ほとんどのフクロウは見た目で性別が判断出来ませんが、「シロフクロウ」の成鳥は雌雄で見た目がハッキリと分かります。(幼鳥は見た目で性別の判断は難しいです)また、性別鑑定済みでの生体販売されていることも多いです。
フクロウは性別不明のままでも問題なし
性別鑑定をしないからといって何か問題が起こるわけでもありません。もちろん繁殖を考えるなら性別鑑定は必須ですが、1羽だけを飼育するなら無理に性別鑑定をしなくても問題ありません。
そのため、「性別不明」のまま飼育している方も多いです。
性別が判らないので、尾羽の内側をパシャパシャ写真撮影しても罪悪感はありません。それもまた良し。
性別を聞かれると困る…
ペットを飼っていると必ずといっていいほど聞かれるのが性別。「分からないんだよねー」というと微妙に気まずい雰囲気になってしまうのは気のせいでしょうか…。
フクロウの性別についてのまとめ
- 見た目で性別が判らない(一部例外あり)
- 性別不明で生体販売されることが多い
- オスの方が身体が小柄な傾向
- メスは無精卵を産むことがある
- 名前の付け方に注意
- 性別鑑定しなくても問題なし
フクロウは雌雄で多少傾向があるものの、見た目で性別を正確に判断することは不可能です。性別が判らなくても特に問題はありませんが、どうしても気になる場合は動物病院で正確な性別鑑定を行ってください。
性別が判ることで今後の付き合い方が変わってくるかもしれませんね。
愛鳥:くるるのコメント