フクロウとの信頼関係は一日にしてならず!
お迎えが完了してフクロウが落ち着いたら、フクロウとコミュニケーションを取って信頼関係を構築しよう!
信頼関係のある良きパートナーになってもらうためにはフクロウとのコミュニケーションである「据え」がとても重要です。
Contents
フクロウの「据え」とは
猛禽類用のグローブの上にフクロウを乗せることを「据える(すえる)」と言います。フクロウとの重要なコミュニケーションです。
「据えが効く」状態にする
フクロウが長時間グローブの上でじっとしてリラックスしていられる状態のことを「据えが効く」といいます。据えが効く状態は、フクロウが「飼い主のグローブの上は安心」だと思っていること。つまり信頼関係がある状態を意味します。
逆に人慣れしていないフクロウは長時間グローブの上でじっとしていることが出来ません。バタバタしてグローブから飛び立とうとします。特に自分が普段止まっているパーチ(止まり木)が見えるといつもの場所に戻ろうとします。これはまだ飼い主との信頼関係が構築されていない状態です。徐々に据える時間を増やして信頼関係を構築していくと良いですね。
調教してフライトを楽しみたい人はもちろん必須事項ですが、フライトをしない場合でも信頼関係を構築して据えが効いた状態にすることはとても良いことです。
据えてエサ
グローブの上に据えた状態でエサを与えることもコミュニケーションのひとつです。
フクロウとの信頼関係を構築する方法
フクロウに人間と一緒の空間に慣れさせる
据える以前に、フクロウと一緒にいる時間を増やすことも重要です。基本的にフクロウは犬猫のように「懐く」ことはありません。しかし、一緒に生活していると慣れてきてくれます。
「懐く」ではなく「慣れる」です。
まずは飼い主がいる空間に慣れさて、「飼い主は自分に危害を加えない人物」と認識させる必要があります。嫌なことは覚えているので、普段からフクロウが嫌がることはしないように要注意!
メンテナンスは嫌われる?!
フクロウは爪切り・嘴切り等のメンテナンスが嫌いです。このメンテナンスを飼い主自身が行うとペットフクロウから嫌われるといわれていて、メンテナンスはショップや動物病院等に任せる場合が多いです。
フクロウを日常的に据える
フクロウを据えると片手が塞がり行動が制限されるので、飼い主がTV観賞している時などくつろいでる時のお供として最適です。
左手にフクロウ
右手にジュース
最高かよ!
ってなります。
フクロウはほぼ真下に糞を落とすので、長時間据える場合はペットシート等でガードすれば特に汚れません。
リラックス状態になると据えた状態で爆睡したり片足を上げたりします。
羽根を伸ばしてストレッチも。
フクロウがリラックスしている証拠ですね。
飼い主冥利に尽きます!
日常的に据える習慣を付けておくと、フクロウが飼い主に慣れやすいですよ。
外で据え回しの訓練をする
据え回しはグローブに猛禽を乗せた状態で外を歩く訓練のことです。室内での据えに慣れてきたら外で「据え回し」の訓練を行うのも良いですね。外の環境でも物怖じしない子になります。
外でフライトを楽しみたい方は必須事項ですが、フライト予定のない小型フクロウ等は無理にする必要はないかと思います。
また、外での据え回し訓練は大変目立つのでトラブルに遭いがちです。外に連れ出す場合は気を付けてください。
フクロウを日常的に据えて信頼関係を作ろう
- 一緒の空間に慣れさせる
- 日常的に家で据える
- 据え回し訓練に行く
フクロウとの信頼関係を構築するには日常的に「据える」ことが重要です。
大好きなフクロウから、「飼い主は一番安全な存在」だと認識されて「据えが効く」状態になっていると良いですね。
日常的に据えて信頼されるようになりましょう!